湘南獣医師会会長の石川力也です。創立70周年を迎える本会の会長に就任して、はや3年の歳月が過ぎました。
湘南獣医師会は、鎌倉市、逗子市、葉山町で動物病院を開設し、本会の活動や趣旨に賛同する獣医師と、同じく賛同する勤務獣医師によって構成されております。
当会の活動は、狂犬病予防事業・人獣共通感染症予防事業・負傷等猫の処置事業・災害時の同行避難等対策事業等を行う、（公社）神奈川県獣医師会の事業への協力を通して、地域における動物愛護思想の啓発に努めております。とくに、災害時における飼い主様と動物たちの同行避難はその必要性や意義が広く認められてまいりました。
本会と2市1町との間では、それぞれ災害時の防災協定を締結し、市町主催の防災訓練や講習会などへも参加し、準備検討や啓発活動を行っております。
また、動物愛護思想の啓発活動の一環として、『湘南獣医師会動物愛護のつどい』を毎年開催し、15歳以上の犬猫を中心に長寿動物表彰式や、講演会、小学生対象の動物絵画展等、様々な活動を行っております。
本会と藤沢市獣医師会の会員有志により設立された湘南夜間救急動物病院『シーメック』は、スタートから10年を経過し、かかりつけ病院の閉院時間帯の急患治療をカバーすることで広く皆様のお役に立っております。
これからも、地域に根差した活動を行いない、皆様と動物たちの大切な生活を見守りながら、様々なご要望にお応えできるよう会員一同尽力してまいります。

令和元年9月　湘南獣医師会　会長　石川　力也