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犬は群れの動物

家畜化されたといってもたかだか数千年の歴史であり、犬つまり狼の本能は消えることはありません。犬は狼と同じく群れを作ります。群れは必ずリーダーをもちます。最近、しつけの話の中で“リーダーにならなければなりません”といわれるのはこのためです。群れによる生活は、リーダーの指示によって移動し、狩をして獲物=食べ物を手に入れます。リーダーは群れの安全を確保するために、生活環境であるテリトリーを管理し、外敵から群れを守ります。そこで、リーダーを頂点とした群れにおける立場の順位付けはとても大切です。群れの中の順位の混乱は群れの団結力を低下させ、外敵に隙を与えることになり、死活問題へとつながります。リーダーが不在の群れは不安定で、常に危機的状態となり、群れの内部闘争が繰り広げられます。

人間社会に連れてこられた犬にとっての群れは、犬を含む私たち家族です。犬は人間と暮らしていることを理解しているというよりも、新たな群れに加わったと理解しているのです。

犬は私たちの家庭にやってきたときから、私たちのしぐさ、動きを彼らの言葉であるボディランゲージとして理解しています。私たちが意識していようがいまいが、私たちのしぐさが犬にこの新しい群れのルールを教えているのです。犬もまたたくさんのボディランゲージを使って、群れの中で自分の順位や力の及ぶ範囲の確認をとっています。これが犬の本能です。

したがって、我々は犬にわかるように人間が群れのリーダーであることを伝える必要があります。群れで生きる犬は、安心して生活するために、やさしく頼りになるリーダーを求めているのです。