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犬をしつけるとは?

犬をしつけるというとまず“お座り”や“お手”を教えることだと思い込んでいる方が多いと思います。しかし、犬をしつける本当の意味は、人と犬が快適な暮らしをするために必要なことを犬に教えるということなのです。犬と暮らし始めた人間は誰でも一生自分の犬を保護してあげなければなりません。犬は家族の一員です。しつけとは家族の一員として楽しく生活するためのルールを教えることなのです。ご家族がみんな忙しく、なかなか犬の教育にまで時間が裂けないかもしれませんが、それぞれの家庭に適したルールを教えるには飼い主自身がしつけを行うことがとても大切です。

ある意味では子育てと同じかもしれません。子供を育てると考えて、教育と愛情を犬に提供してあげましょう。苦労は大きいですが、やり遂げたときの充実感や心が通じ合うようになる喜びは、他の人にしつけをまかせたときには決して味わうことができません。普段ほとんど家の中だけに居る小型犬だから、特別なしつけは必要ないと思われるかもしれません。しかし、犬の一生のうちには、病気になったり、自動車が通る道を歩いたり、何日か飼い主と離れて暮らさなければならないこともあります。思いがけない事情や天災に際して、知らない人や動物と暮らさなければならなくなった犬達もいます。どんなときにも大きな問題を起こすことなく犬が生活できるように色々と教えておく必要があるのです。子供が社会人になるまでにしつけや教育、そして愛情が必要であることは、犬でも同じです。

犬を家畜化したのは人間ですから、互いに利益になり満足できる暮らしを守ることは人間の責任です。愛犬に対して正しいリーダーシップを発揮できる飼い主であれば、人間も犬もハッピーな関係を保つことができます。

日本では正確な統計がありませんが、アメリカでは飼い主が犬を放棄する第1の原因は、いわゆる問題行動によるもので、安楽死される犬の50〜70%を占めています。犬の死因の第1位が伝染病でもガンでもなく、行動に関する問題であることに人は大きな責任を感じなければならないと思います。